2010-01-01から1年間の記事一覧

Airport Library @スキポール空港

空港での時間の過ごし方は、なかなか難しい。「どうしますか?」と問われても、免税店やバーでで搭乗までの時間と余った現地通貨を消化する位しか、ぱっと思いつかないのが普通ではないだろうか。けれども、オランダ・アムステルダム近郊にあるスキポール空…

勉強会@中央線NEO 2010_4

2010/9/7 三中信宏(農業環境技術研究所)「系統・分類・古書 三題噺」 岡野裕行(文学館研究会)「文学館とは何か―名前のある資料の収集・保存・公開業務とその周辺」(2010/6/15) 澤田匡人(宇都宮大学)「いじめと妬み」再考─もたざる者の悪意の行方」(…

訪問した図書館

ゲント大学図書館(ベルギー/ゲント) ゲント公共図書館(ベルギー/ゲント) アムステルダム公共図書館(オランダ/アムステルダム) オランダ王立図書館(オランダ/デンハーグ) スキポール空港図書館(オランダ/スキポール)

「ベネルクス野暮用」持って行った本

系統樹思考の世界 (講談社現代新書)作者: 三中信宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/07/19メディア: 新書購入: 18人 クリック: 262回この商品を含むブログ (340件) を見る分類思考の世界 (講談社現代新書)作者: 三中信宏出版社/メーカー: 講談社発売日: …

ベネルクス野暮用2010_旅地図

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#97

2001.12 Dhaka, Bangladesh. 余は、平生旅行を好むの癖あり。何事も目新しき境遇に出逢いては、陳腐なる脳底の想像もいつとなく革新せられて、勇壮の気分を養いなすものなり。 吉田正春『回疆探検 ペルシャの旅』 大きな地図で見る 回疆探検 ペルシャの旅 (…

21世紀のアンコール・ワット参詣

アンコール・ワットが「発見」されたのは、1860年1月22日だとされている。もちろん、本当に発見されたのではなくて、アンリ・ムオー(Henri Mouhot, 1826ー1861)というフランス人の探検家がインドシナのジャングルに分け入ってそれを目の当たりにし、その体…

プノンバケンの丘から

今はどうなっているのか知らないが、私たちがアンコール遺跡を訪れた頃は、バイク・タクシーをチャーターして遺跡巡りをする人が多かった。アンコール・ワットを中心に大小様々な遺跡が広大な地域に点在していて、とてもではないが徒歩では回れないのだ。バ…

L-1グランプリ2010に出場します

第12回図書館総合展の中(2010/11/25)で行われるL-1グランプリ2010(主催:図書館総合展運営委員会/共催:図書館振興財団/協力:アカデミック・リソース・ガイド株式会社)に出場することになりました。 石けんブラザーズ(仮)*1 氏原茂将 久慈達也 寺町健…

歩かない旅の時代に

ニッポンの海外旅行 若者と観光メディアの50年史 (ちくま新書)作者: 山口誠出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/07/07メディア: 新書購入: 3人 クリック: 53回この商品を含むブログ (21件) を見るどうして最近の若者は海外旅行に出かけなくなったのか? …

レファレンス・サービスの業務モデルを模索する

「レファレンス・サービスこそ図書館サービスの真髄」みたいな話を聞くことが多いです。少なくとも僕は。 日本ではあまり定着しているとは言えないこのサービスの名称やこれからのあり方の議論は別に譲るとして、ある意味で「図書館の直接的な知識提供サービ…

情報ネットワーク法学会 - 第1回「技術屋と法律屋の座談会」に参加

7月16日に開催された情報ネットワーク法学会 - 第1回「技術屋と法律屋の座談会」<岡崎市立中央図書館へのアクセスはDoS攻撃だったか?>(パネリスト:石井徹哉千葉大教授、上原哲太郎京都大准教授、落合洋司弁護士、高木浩光産総研主任研究員)というのに…

チベットを旅するために読んでおきたい6冊

図書館検索サイト<カーリル>のオススメ本紹介機能゛レシピ″を使って、これからチベットを旅する人にオススメする「チベットを旅するために読んでおきたい6冊」というのを書いてみた。 チベットを旅するために読んでおきたい6冊 元ネタは、2年前にid:tairik…

鼎談「まちづくり・観光・図書館」

2010/7/4の第57回図書館問題研究会全国大会in草津*1で行われた鼎談「まちづくり・観光・図書館」*2は、何はともあれここで触れないわけにはいかないだろう。以下、中継を後追いして気になったことをつらつらと書いてみたい。 近年、図書館での観光展示や観光…

勉強会@中央線NEO 2010_3

2010/6/15 岡野裕行(文学館研究会)「文学館とは何か―名前のある資料の収集・保存・公開業務とその周辺」 澤田匡人(宇都宮大学)「「いじめと妬み」再考─もたざる者の悪意の行方」(2010/4/22) 久慈達也(神戸芸術工科大学)「デザイナーのための秘密基地…

学術情報流通に関わる機関・企業による初夏懇話会に参加

5月21日に国立情報学研究所で行われた学術情報流通に関わる機関・企業による新春懇話会なる会合に参加してきた。個人で。 前回と同様、今回も非公開の集まりなので、ここでは内容について詳しくは書かないけれど、一言でまとめると「いい大人が20人近くも集…

マイニング探検隊第2回勉強会に参加

今月も参加してきました(仕事の都合で遅刻&例の如く懇親会欠席でしたが)。懇親会出てないせいかもしれないけど、どうにも勉強会へのコミットメントの仕方というか、他の方との距離感がつかみきれてないのですが、まぁそれはおいおい。 さて今回は、検索エ…

観光と図書館の融合の可能性についての考察

知人から、↓の文献を教えてもらったので、久し振りに観光×図書館ネタ。 松本秀人『観光と図書館の融合の可能性についての考察』(10/3/25、北海道大学修士論文:観光学) 国内の図書館(この論文では公共図書館を想定している)の取り組みを観光への寄与とい…

トンレサップ・クルージング

私の友人がタイ・ベトナム・カンボジアを周遊する卒業旅行から帰ってきたときのことだ。自分はラオスへの単独卒業旅行直前だったので、参考までに色々と話を聞いていたのだが、その中で彼が語った一言が私のハートに突き刺さった。 「プノンペンからシェムリ…

プノンペンの陽炎

パトリス・ルコント(Patrice Leconte)というフランス人が、かつてカンボジアを訪れた際にこの地に溢れる原色のエネルギーとタフな人々に魅せられて、≪DOGORA≫というドキュメンタリー映画を作った。 この映画で、ルコントは淡々とカンボジアの街や村を流れ…

図書館の新世界

学生時代は、大学からの帰り道にアメリカ村があるというお財布泣かせな環境もあって、毎週のように中古レコード屋をハシゴした。就職してからしばらくは、代々木公園のそばに住むという分不相応な環境もあって、毎月のように何がしかのライブに顔を出した。…

旅の発端

2001年のゴールデン・ウィークのことだった。いつものように昔のツレと遊んだ帰りの車内、助手席に座っていたノリオが呟いた。 「夏休み、どこかに旅行に行かへんか?」 彼は、何年かの長い雌伏の時―世間では浪人と呼ぶ―を経て、ようやく訪れた大学生活も二…

【告知】Library of the Year 2010

Libary of the year 2010(公式サイト) twitter; IRI_loy(公式twitterアカウント) 良い図書館を良いと言う あなたの好きな図書館はどこですか 今年のLibrary of the Year(最終選考会は、今年の図書館総合展で開催予定)は、自薦・他薦を受け付けている(…

「地球の歩き方」を持って旅に出た人たちへ

カトマンズでダラダラしていたころ、同じく暇な日本人のツレと何人かで、「学生パッカーごっこ」というのをやっていた。 手持ちのくたびれた服の中で一番マシなものを着て、バックパックを背負い、そして右手には『地球の歩き方』のネパール編を握りしめて勢…

勉強会@中央線NEO 2010_2

2010/4/22 澤田匡人(宇都宮大学)「「いじめと妬み」再考─もたざる者の悪意の行方」 久慈達也(神戸芸術工科大学)「デザイナーのための秘密基地構想」(2010/2/20) 勉強会@中央線2008-2009(2009/12/10) 内と外(2009/11/13)

カンボジア三人旅2001_旅地図

より大きな地図で カンボジア三人旅 を表示

「地域社会圏」に図書館を置いてみる

twitterのTLを眺めていたら、最近よく目についたので購入した一冊。地域社会圏モデル ――国家と個人のあいだを構想せよ (建築のちから)作者: 山本理顕,中村拓志,藤村龍至,長谷川豪,原広司,金子勝,東浩紀,大西正紀+田中元子/mosaki,長島明夫出版社/メーカー: I…

マイニング探検隊第1回勉強会に参加

ひょんなことから誘われてマイニング探検隊の一員となって、その第1回勉強会に参加してきました。趣旨や内容は、公式サイトとかtiwtterのまとめとかを見てもらえればいいとして、ツラツラと考えたことを幾つか書いておきます。 今回は、Web-APIのお話という…

旅の終わりに

デリーに戻った私は、半ば投げやりに空港のカウンターで近くのホテルを予約し、快適に空調が施された部屋で真白なシーツにくるまり、そして泥のように眠った。今回の旅は、終わった。 それにしても、と思う。 チベットの旅は、辛いことばかりだ。高山病、寒…

メコンの匂い、再び

この日は島の村祭りらしかった。 起きぬけの島を歩いていると、確かに昨日までとは雰囲気が違う。どことなくソワソワしていて、心が浮き立つ感じだ。とある家に集まって料理に励む女たちや、一家総出で麺を作っている家もあった。隣のレストランのおっさんも…