図書館

避暑地及び湯治塲に於ける理想的圖書館

観光と図書館の走り?全然内容違うかもなので確認せねば。「避暑地及び湯治塲に於ける理想的圖書館/お、た生/58~」 / “図書館雑誌 = The Library journal. (3) - 国立国会図書館デジタルコレクション” https://t.co/FRawYDML7g— Yaskohi (@yaskohi) October…

SL銀河の宮沢賢治文庫

汽車の乗客のために図書室を設けよう…と最初に言ったのは和田万吉で、そのことをここでも紹介したものの、それはあくまでも当時のことで、21世紀のこの時代にそぐうものではないと考えていた。 けれども、先日、岩手県でSL銀河に乗ったときに、こういう展開…

『観光文化』243号「特集:観光と図書館~地域の観光に図書館はどう寄与できるか~」

日本交通公社が刊行している『観光文化』243号(2019年10月)の特集が「観光と図書館~地域の観光に図書館はどう寄与できるか~」だった。中心となったのは、ここでも紹介した旅の図書館の吉澤清良氏と大隅一志氏のお二人のようだ。 こういった特集が組まれ…

再びオランダへ

オランダを再訪する機会があった。 久しぶりの海外だったので書きたいこともそれなりにあるのだが、まずは「旅」×「図書館」のネタで目に留まったことについて書いておく。ハーグ市中央図書館一つ目は、ハーグの中心部という絶好のロケーションにあるハーグ…

「柳本浩市コレクションに見るデザインアーカイブの可能性」にコメント協力

AXIS(アクシス) 2017年 10 月号 [雑誌]出版社/メーカー: アクシス発売日: 2017/09/01メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る『AXIS』の2017年10月号に掲載されている、ライターの土田貴宏さんによる「柳本浩市コレクションに見るデザインアーカイ…

「汽車中の図書室 簡単なる旅中の伴侶」

このネタの投稿はかなり久しぶりだが、前エントリー「和田万吉の「旅客の為めに図書館(2012/8/15)」の続きを、備忘をかねて。シベリア鉄道紀行史―アジアとヨーロッパを結ぶ旅 (筑摩選書)作者: 和田博文出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/01/01メディ…

柳本浩市展に寄せて

柳本浩市展「アーキヴィスト―柳本浩市さんが残してくれたもの」に行ってきた。 柳本さんと最初にお会いしたのは、「何に着目すべきか」というイベントの壇上。友人に声をかけてもらって何の予備知識も無いままに柳本さんと対話したのだが、自分の体調が良く…

『LRG』13号Library of the Year特集に寄稿

かねてから予告していましたが、今月発行の『Library Resource Guide』13号において、先日休止が発表されたLibrary of the Yearの特集が組まれています。Library of the Yearの10年間の歩みを、記録としてまとめるとともに(ここは編集部のお世話になりまし…

Library of the Year10周年記念フォーラムを開催

これまであまり明確にしてきませんでしたが、Library of the Year(LoY)には立ち上げの2006年以降ずっと関わってきました。もちろんボランタリーです。誘われて関わるようになったのですが、最初は事務局仕事を手伝いながら、第1回(2006年)では農林水産研…

『共創がメディアを変える:コミュニケーションで紡ぐ新しい電子出版』出版

柳本浩市さんに初めてお会いしたのは、2011年9月3日に開催されたトークイベント<何に着目すべきか?>。複数人のホスト・ゲストが広いスペースの真ん中にあつらえられた壇上で入り乱れて、それぞれ持ち寄った本を肴にあれやこれやと語り合う…という一風変わ…

第2回LRGフォーラム・菅谷明子×猪谷千香クロストークに参加

第2回LRGフォーラム・菅谷明子×猪谷千香クロストークに参加してきました*1。当日の記録などは、雑誌『LRG(ライブラリ−・リソースガイド)』の次号にも掲載されるらしいので、ここでは備忘を兼ねて感じたことなどを簡単にまとめておきます。登壇者の一人、猪…

「図書館はコミュニティの核になるか」に参加

つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)作者: 猪谷千香出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/07メディア: 新書この商品を含むブログ (39件) を見る最近刊行された猪谷千香さんによる『つながる図書館:コミュニティの核をめざす試…

Library of the Year 2013最終選考会を振り返って

もはや旧聞に属するかもしれませんが、先だって告知したLibrary of the Year 2013 最終選考会が盛況のうちに終了しました(ustream録画はこちら)。クラウドファウンディングを活用した資金調達により開催に漕ぎつけた今回は、伊那市立図書館が大賞を受賞し…

【告知】Library of the Year 2013最終選考会

Library of theYear 2013は、第15回 図書館総合展の図書館総合展運営員会主催、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が企画・運営するフォーラムとして開催いたします。 2013年10月29日(火)午後3時30分〜5時、パシフィコ横浜(横浜市みなとみらい)にて、今…

図書館総合展運営協力委員を拝命

2013/4/18付で図書館総合展運営協力委員という肩書を拝命することになりました。任期は1年。浅学非才の身ではありますが、推薦頂いた方々のメンツを潰さないためにも、精一杯務めさせて頂きます。 図書館総合展は、今や業界最大手に成長したイベントで、今年…

『日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望』

"業界関係者にしか認知されていない図書館サービス"として揶揄されがちなものの一つに、「レファレンス・サービス」というのがある。ざっくりまとめると、図書館員による「ユーザの調べ物をお手伝いする」行為全般を指し、「質問に答える」という受動的なも…

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2012/3/26 西牟田靖(ノンフィクションライター)「本で床は抜けるのか:本という悩ましい存在とどのようにしてつきあっていくのか」 勉強会@中央線NEO2012(2012/10/11) 勉強会@中央線NEO2011(2011/11/15) 勉強会@中央線NEO2010(2010/11/10) 勉強会…

勉強会@中央線NEO 2013_1

2012/1/29 岡村光章(国立国会図書館)「世界の実情から知る日本の防災体制の不備」 勉強会@中央線NEO2012(2012/10/11) 勉強会@中央線NEO2011(2011/11/15) 勉強会@中央線NEO2010(2010/11/10) 勉強会@中央線2008-2009(2009/12/10) 勉強会@中央線…

これから「ライブラリー」を考えるための振り返り

ここ2年余りの間に、3つのトークイベントに関わる機会に恵まれました。2011年の2つは石けんブラザーズ(2010年の図書館総合展で開催されたL-1グランプリ出場のために結成したユニット)名義で実施したもので、昨年に開催したものは勤め先の有志で開催したも…

Library of the Year 2012最終選考会が終了

先日告知した、Library of the Year 2012最終選考会@第14回図書館総合展が本日、盛況のうちに終了しました(実数は未把握ですが、過去最多の200人近い方に参加頂いたようです)。私自身は本業の都合で参加することはできなかったのですが、中の人の一人とし…

【告知】Library of the Year 2012最終選考会

Library of theYear 2012は、第14回 図書館総合展の図書館総合展運営員会主催、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が企画・運営するフォーラムとして開催いたします。 2012年11月20日(火)午後1時00分〜2時30分、パシフィコ横浜(横浜市みなとみらい)にて…

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2012/10/10 佐藤一郎(国立情報学研究所)「CO2排出削減への新しい試み:環境貢献の価値化と社会還流」 勉強会@中央線NEO2011(2011/11/15) 勉強会@中央線NEO2010(2010/11/10) 勉強会@中央線2008-2009(2009/12/10) 勉強会@中央線NEOのレシピ(2011/…

「都市の幸」としての図書館

もう5年以上前。代々木公園の近くの四畳半に住んでいた頃、毎週末のように代々木公園を走ったり散歩ししたりしたものだった。そんなある日、テレビ番組の取材とかで、「公園で生活する人たちをどう思いますか?」とマイクを向けられた。そのときは、突然の質…

和田万吉の「旅客の為めに図書館」

先日紹介した「マレビト・サービス」(『図書館雑誌』2012-8)脱稿後(正確には赤入れ終了直前)、編集委員会の方から「言いにくいのですが、実はこんな文献を見つけました・・・」と連絡を頂いたのだが、それが和田万吉「旅客の為めに図書館(特集:旅行と読書…

『図書館雑誌』2012年8月号に「マレビト・サービス」を執筆

これまで、旅(観光)×図書館ネタで幾つかエントリーを書いてきました。最近はあんまり書けてなかったのですが、日本図書館協会が刊行している『図書館雑誌』の編集委員会から、「一連のエントリーを踏まえて原稿を書きませんか」というお話を頂いたのが4月…

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2012/7/9 大向一輝(国立情報学研究所)「Webらしさを考える会」 勉強会@中央線NEO2011(2011/11/15) 勉強会@中央線NEO2010(2010/11/10) 勉強会@中央線2008-2009(2009/12/10) 勉強会@中央線NEOのレシピ(2011/11/16) 内と外(2009/11/13)

「何に着目すべきか? VS nomazon:本をめぐる繋がりの可能性」に参加

ハーマンミラーストアイベント、「何に着目すべきか? VS nomazon:本をめぐる繋がりの可能性」に参加してきた。橋詰宗君たちが手がける「何に着目すべきか?」のイベントに参加するのは、自分も少しだけ登壇させてもらった去年の9月以来。 今回のトークイベン…

『1984年』×アーカイヴ

2006.12 ミャンマー・ヤンゴンにて 僕がジョージ・オーウェルの『1984年』という作品を最初に意識したのは、高校生の頃、デイビッド・ボウイの『ダイアモンドの犬』に収録されていた「1984」というそのものズバリの曲を聴いたときだった。ただ、残念ながらそ…

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2012/5/28 田原敬一郎(未来工学研究所)「はやぶさが日本をダメにする!?評価で読み解くコミュニケーションと意思決定システムの問題」 勉強会@中央線NEO2011(2011/11/15) 勉強会@中央線NEO2010(2010/11/10) 勉強会@中央線2008-2009(2009/12/10) …

Library of the Year 2012候補の公募

今年も運営に携わっているので宣伝。自薦他薦不問ですので、奮ってご応募下さい。 Library of the Year 2012とは 「Library of the Year」は、IRIが図書館など全国の知的情報資源に関わる機関を対象として授与する賞で、2006 年に始まりました。選考基準は次…