2017-01-01から1年間の記事一覧

「柳本浩市コレクションに見るデザインアーカイブの可能性」にコメント協力

AXIS(アクシス) 2017年 10 月号 [雑誌]出版社/メーカー: アクシス発売日: 2017/09/01メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る『AXIS』の2017年10月号に掲載されている、ライターの土田貴宏さんによる「柳本浩市コレクションに見るデザインアーカイ…

勉強会@中央線RT2017〜葉月を開催

(48) 2017/8/10 高円寺HACO 氏原茂将(創建)「〈最小公倍数〉を探るコミュニティデザイン」 2010年以来、2度目の登壇となる氏原さんからは、事前に次のような概要をもらっていました。 〈最小公倍数〉というよく分からない言葉は、最近のプロジェクトを経て…

#145

2016.3 Minakami, Japan. 汽車が駅から動き出した時位、それまでのことを一切後にして来たという気分がすることはない。 吉田健一「忙中の閑」 汽車旅の酒 (中公文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/02/21メディア: 文庫この商品…

#144

2016.10 Tsuchiura, Japan. 旅も、本も、何れもそれだけで幾らでも未来の夢が描けるものである。併しそれだから、止めて置く。凡ては老後の楽みに取って置こうと思うのである。 吉田健一「老後」 汽車旅の酒 (中公文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 中央…

#143

2015.10 Nara, Japan. 碌に旅行をしたことがないものだから、旅情などということを持ち出して、自分が生れる前の昔を恋しがったりすることになる。 吉田健一「超特急」 汽車旅の酒 (中公文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/02/21…

#142

2015.10 Nara, Japan. もの珍しかったり、目先が変わったりするのと反対で、旅をしている時、或る場所がいつ来て見ても同じであること位、嬉しいものはない。 吉田健一「人間らしい生活」 汽車旅の酒 (中公文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 中央公論新社…

#141

2015.10 Yamato-Saidaiji, Japan. どうあっても間違いないことは、我々が汽車その他から降りた場所は、我々が住んでいる所ではないということである。 吉田健一「帰郷」 汽車旅の酒 (中公文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/02/2…

#140

2016.10 Tsuchiura, Japan. 旅行をする時には、普通はどうでもいいようなことが大事であるらしい。 吉田健一「道草」 汽車旅の酒 (中公文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/02/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る

#139

2016.3 Minakami, Japan. 旅行をするときは、気が付いて見たら汽車に乗っていたという風にありたいものである。 吉田健一「金沢」 汽車旅の酒 (中公文庫)作者: 吉田健一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/02/21メディア: 文庫この商品を含むブログ …

勉強会@中央線RT2017〜水無月を開催

(47) 2017/6/9 高円寺HACO 内田伸穂(ソフトバンクロボティクス)「ロボットと体験・意識・ビジネス」 今回はロボットをテーマに選びました。 街で見かけても、観光客とお子様以外には見向きもされなくなっている、人型ロボット。鉄腕アトムやドラえもんに親…

「汽車中の図書室 簡単なる旅中の伴侶」

このネタの投稿はかなり久しぶりだが、前エントリー「和田万吉の「旅客の為めに図書館(2012/8/15)」の続きを、備忘をかねて。シベリア鉄道紀行史―アジアとヨーロッパを結ぶ旅 (筑摩選書)作者: 和田博文出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/01/01メディ…

柳本浩市展に寄せて

柳本浩市展「アーキヴィスト―柳本浩市さんが残してくれたもの」に行ってきた。 柳本さんと最初にお会いしたのは、「何に着目すべきか」というイベントの壇上。友人に声をかけてもらって何の予備知識も無いままに柳本さんと対話したのだが、自分の体調が良く…

勉強会@中央線RT2017〜卯月を開催

(46) 2017/4/21 高円寺HACO 仲俣暁生(マガジン航)「オルタナティブとしてのローカルメディア」 10周年目第一弾のネタは「ローカルメディア」にしました。 各地の図書館を巡るあれこれの見聞、数年前の実家処分、従兄弟たちの関西圏への回帰・定着、10年以…

B級写真カレンダー2017年度版を作成

2012年、2013年、2014年、2015年、2016年…と続けてきたのでこのシリーズも6年目。2017年度のカレンダーを作った。なお、「2017年」ではないのは、単に作り忘れていたからで、深い理由はない。 使った写真は、(今回は少し条件を変えて)モノクロであることと…

「ガード下の「ゆるく尖った場」:10年目の勉強会@中央線」を執筆

2008年2月20日にスタートした勉強会@中央線が、10年目に突入しました。 まさかこれほど息の長い会になるとは始めたころは思いもしませんでした。我ながらよくやめなかったなとは思わないでもないですが、それより何よりこれまで関係していただいた皆さんの…

前田利定『支那遊記』

前田利定 『支那遊記』 東京, 民友社, 大正元(1912)年, 182p.<本文>子爵/貴族院議員・前田利定(1874-1944)は明治45年5月31日、神戸港から丹波丸(日本郵船の客船)に乗り込み、上海に向かった。 旅の理由は特に記されていないが、貴族院議員の視察旅…

国立国会図書館所蔵敦煌文献(メモ)

国立国会図書館所蔵の敦煌文献に関するメモ。適宜追記していく(最終更新日:2023/11/25)。 敦煌文献一覧*1*2 WB32- 1(M) 金剛般若波羅蜜経(写1巻)×○ 濱田徳海旧蔵。 WB32- 2(D) 金光明最勝王経 巻第9(写1巻)×○ 濱田徳海旧蔵。 WB32- 3(M) 金録晨…

CCoN2017写真リスト

"Blood" Iga, 2015.10. "Street Life" Nakano, 2017.1. CCoN2016 CCoN2015 CCoN2014 CCoN2013 CCoN2012 CCoN2011 CCoN2010 CCoN2009 CCoN2008 CCoN2007 CCoN2006 CCoN2005

「『チベット 聖地の路地裏―八年のラサ滞在記―』の世界」に参加

ずっと気になっていたことがる―ラサにディスコはあるのか?2001年11月某日の夜。 私はツレの日本人旅行者と2人して、ディスコを探して夜のラサを徘徊した。数少ない行き交うチベット人に「この辺にディスコはないのか?」と尋ねまくり、最後に連れて来られた…

「DAVID BOWIE is…」に行ってアーカイヴについて考える

現在、東京で開催されている「DAVID BOWIE is…」に行ってきた。 2013年のロンドンを皮切りに世界を巡回し、各地で大盛況だったらしいこの展示の素晴らしさについて、もっとうまく語ることができる人はいくらでもいるだろうから、ここでは言葉は費やさない。…