2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

トリウンドにて

その日は、いつもより念入りに靴ひもを結び、少し早めにホテルを出た。 猿が我が物顔で闊歩する街の北側の坂を通り抜け、ダラムコット村の脇を通り過ぎ、うねる山道を登っていった。途中、四叉路があったので、左に進んだが、途中で道がなくなった。右の道を…

勉強会@中央線NEO 2010_1

2010/2/20 久慈達也(神戸芸術工科大学)「デザイナーのための秘密基地構想」 勉強会@中央線2008-2009(2009/12/10) 内と外(2009/11/13)

CCoN写真展2010出展リスト

Quiet Helsinki vol.1 2009.9 Quiet Helsinki vol.2 2009.9 Quiet Helsinki vol.3 2009.9 Quiet Helsinki vol.4 2009.9 CCoN2009 CCoN2008 CCoN2007 CCoN2006 CCoN2005

Learning Barに初参加

Learning bar(2月12日、東大:福武ホール)に参加してきた。今年の僕の個人的な問題意識として、「人の集まる場をどうコーディネイトするのか」というのがあるのだが、そのテーマが上がってくる一つのキッカケになった一冊の本で紹介されていたイベントがこ…

旅土産

所帯持ちのサラリーマン・バックパッカーの方ならご理解頂けるのではないだろうか。一人旅において、「土産」というものがいかに大切であるかということを。 しばらく仕事と家庭を放棄して、何の役にも立たない旅行なぞにウツツを抜かす自分への矛先を少しで…

青木敏郎『ベ−リング海オホ−ツク海沿岸旅行記』

青木敏郎 『ベ−リング海オホ−ツク海沿岸旅行記』 東京, 金港堂, 明治38(1906)年, 179p.<本文>日露戦争直後に出されたこの本は、青木敏郎という人物の千島旅行の顛末である。 明治36年5月、青木はかねてからの宿願だった北方での調査に乗り出すべく、友人…

名前を考える旅

家庭を持つ旅好きなら分かってもらえるだろうか。単なる道楽で旅に出るとなると、それなりの名目が必要だということを。そして、それが一人旅だとさらにハードルが上がるし、そしておまけに相方が妊娠中だったりすると、そのハードルはそこら辺の山より高い…

リタンのマニ石

ダラムサラでは一つ、どうしてもやっておきたいことがあった。 話は、2007年10月にカムを旅したときに遡る。成都からバスを乗り継いで辿り着いた理塘(リタン)。馬の代わりにバイクを乗り回したいかついカムパが闊歩する、大草原の中の小さな街だ。 街の北…

高野巽『馬賊横行記』

高野巽(弦月) 『馬賊横行記』 大阪, 堀田航盛館, 明治39(1906)年, 175p.<本文>馬賊とは、単なる騎馬の匪賊などではなく、むしろ当時の中国東北部(満洲)独特の社会状況が生みだした、パトロンをバックに擁した一種の「自衛武装集団」と言われている。…

リンク集

友人・知人のblogなどへのリンク集です(タイトルの五十音順→アルファベット順→数字昇順)。随時更新します。(最終更新日2011/4/4) 石田ゆうすけのエッセイ蔵///元ご近所さんにしてエッセイスト・石田ゆうすけさんのblog。 表も裏も見渡したい///気鋭のラ…

「2010年代の出版を考える」@阿佐ヶ谷ロフトAに参加

2月1日に阿佐ヶ谷ロフトAで行われたイベント「2010年代の出版を考える」に参加してきました。仕掛け人は、同じ某NPO法人に籍を置きながら面識のない沢辺均さんや某勉強会でスピーカーをお願いした仲俣暁生さんがたち。もともと開催されるのは知っていたのだ…

ダラムサラからの手紙

ヒマラヤ杉にタルチョがはためくこの街では、ホテルの部屋の前のベランダのベンチに腰かけて、ビールを飲みながら時間をつぶすのが日課になっています。昼はぽかぽかして気持ち良いし、夜は山肌に散らばったまばらな夜景が美しい。 このダラムサラという街は…