2015-01-01から1年間の記事一覧

『LRG』13号Library of the Year特集に寄稿

かねてから予告していましたが、今月発行の『Library Resource Guide』13号において、先日休止が発表されたLibrary of the Yearの特集が組まれています。Library of the Yearの10年間の歩みを、記録としてまとめるとともに(ここは編集部のお世話になりまし…

B級写真カレンダー2016年版を作成

2012年、2013年、2014年、2015年…と続けてきたので、2016年のカレンダーも(ちょっと気が早いが)作った。 使った写真は、今回もカラーであることと横長であることを条件に、これまで写真展等にあまり出したことがないもの、即ち「B級」を中心に、出来るだけ…

勉強会@中央線RT2015〜秋を開催

しばらく空きましたが、5か月ぶりに開催しました。石けんブラザーズの資金を活用…ということで、氏原茂将君との共同企画の下、4年前の「何に着目すべきか」で初めてお会いし、昨年に刊行された『共創がメディアを変える』で対談した柳本浩市さんにお願いしま…

Library of the Year10周年記念フォーラムを開催

これまであまり明確にしてきませんでしたが、Library of the Year(LoY)には立ち上げの2006年以降ずっと関わってきました。もちろんボランタリーです。誘われて関わるようになったのですが、最初は事務局仕事を手伝いながら、第1回(2006年)では農林水産研…

勉強会@中央線RT2015〜夏を開催

年度明けのドタバタもそろそろ落ち着いてきたというところで、久しぶりに開催しました。今年度は4回くらいできればいいな…と思っています。 水谷さんとはここ数年来面識があり、facebookでつながっているのですが、ひところ海外の様々な図書館を訪ね歩くとい…

オリンパス オープンフォトコンテスト

「オリンパス オープンフォトコンテスト」。たまたま見かけたので古い写真を出してみた。何事もなく終了したので、記録として投稿写真を掲載しておこう。

西牟田靖『本で床は抜けるのか』

本で床は抜けるのか作者: 西牟田靖出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2015/03/05メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (17件) を見る『マガジン航』の人気連載を元にした、友人のノンフィクション作家・西牟田靖さんの新著『本で床は抜け…

「わが実家「蔵書放出祭」始末記」を執筆

「本と出版の未来」を考えるためのメディア、『マガジン航』に「わが実家「蔵書放出祭」始末記」という文章を書きました。昨年の11月から今年の1月にかけて、実家に溜め込んだ蔵書を処分した際の顛末をまとめたものです。僕自身はそこら辺にいる「ちょっと本…

荻野万之助『外遊三年』

<本文>荻野万之助という人物のことは詳しく調べられていない。 分かった範囲で書くと、慶応義塾卒業後に憲法・行政法等の勉強のためにアメリカ・ドイツに留学していたこと、留学中も『慶應義塾学報』に欧米の政治や外交について何本かの論説を投稿していた…

(番外編)寒空のオリオン

1999年11月28日。私は大和西大寺駅のケーブルテレビの前で革のジャケットのポケットに手を突っ込んで。どこかの国のサッカーリーグの中継をみながら人を待っていた。夕方だったが、季節のわりにはその日の宵はそれほど寒くなかった。でもそれは、僕があの旅…

CCoN2015写真リスト

"Mask" Arai-Yakushi, Tokyo, 2013.11. "Spring" Arai-Yakushi, Tokyo, 2014.4. "Lost" Yamato-Saidaiji, Nara, 2015.1. "Road" Yamato-Saidaiji, Nara, 2015.1. CCoN2014 CCoN2013 CCoN2012 CCoN2011 CCoN2010 CCoN2009 CCoN2008 CCoN2007 CCoN2006 CCoN2005

#138

2015.3 Arai, Tokyo. 旅師の蔭にはきっと涙がある。 赤坂憲雄「喜田貞吉 他者の旅を追体験する」 旅学的な文体 (五柳叢書 94)作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 五柳書院発売日: 2010/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る

#137

2013.3 Nagata-cho, Tokyo. 旅のあとに書かれる機構は、旅のすべてではない。採集ノートという紀行以前の紀行のなかにはきっと、もうひとつの旅が埋もれている。 赤坂憲雄「折口信夫 紀行はみな旅のあとに」 旅学的な文体 (五柳叢書 94)作者: 赤坂憲雄出版社…

#136

2014.8 Komagome, Tokyo. 旅に出るきっかけは、たぶんケ(気)が枯れることだ。日常という名のケガレの堆積が、ある臨界点に達したとき、牧水はいやおうもなく旅に出る。 旅はときには寂しく、苦しく、厭わしい。なんの因果でこんな所まで来たのか、とわれな…

#135

2015.1 Yamato-Saidaiji, Nara. 目的のない散歩にも、いくらかの目的らしいことはあった。さびれはてた光景が、しばし立ち去りがたい心持ちにさせる、無用な感慨に打たれる、それ がなにより嬉しい、という。 赤坂憲雄「永井荷風 地図は旅の方法である」 旅…

#134

2013.5 Suwa, Nagano. 近代の旅は、いかに発見されたのか。この問いには深くそそられるものがある。放浪者の系譜とは異なった、もう一つの旅師の一群に眼を凝らさねばな らない。 赤坂憲雄「柳田邦男 民俗学は旅に繋がれて」 旅学的な文体 (五柳叢書 94)作者…

#133

2014.2 Gojo, Kyoto. 放浪への促しは、いかにも唐突にやって来る。 赤坂憲雄「山下清 サバイバル戦略として」 旅学的な文体 (五柳叢書 94)作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 五柳書院発売日: 2010/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る

#132

2014.4 Arai-Yakushi, Tokyo. 旅のあとには、日常という名の、厳粛な戦場が待ち受けている。 赤坂憲雄「高群逸枝 まどろみに底、巡礼へ」 旅学的な文体 (五柳叢書 94)作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 五柳書院発売日: 2010/03メディア: 単行本この商品を含む…

#131

2014.4 Arai-Yakushi, Tokyo. 人はしぐれて旅に棲み、乞食となる。かれらの眼には、世間が、世間の人が透けて見える。 赤坂憲雄「種田山頭火 人はしぐれて旅に棲む」 旅学的な文体 (五柳叢書 94)作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 五柳書院発売日: 2010/03メデ…

#130

2015.1 Yamato-Saidaiji, Nara. 旅に棲む、という。それがときに乞食と同義であったことを忘れてはならない。 赤坂憲雄「高橋竹山 旅に棲み、世間を歩く」 旅学的な文体 (五柳叢書 94)作者: 赤坂憲雄出版社/メーカー: 五柳書院発売日: 2010/03メディア: 単行…