2006-01-01から1年間の記事一覧

資料を「遺す」ということ

早いもので、スマトラ沖地震からもうすぐ2年になろうとしている。国立国会図書館編『No.39 スマトラ沖地震・津波による文書遺産の被災と復興支援 (図書館研究シリーズNo.39)』をパラパラと読んだ。## 本文は下記URLからも読めます。http://www.dap.ndl.g…

“錫蘭巡礼”(四)

細輪疊という山があり頂上には長さ七尺餘りの巨人の跡がある。跡の一つには細輪疊山から三百餘里も離れた水の中にある。その山の材木は高くあるいは低く十重八重にかこみ(あたかも巨人の足跡に)朝拜しているかのように折れ曲がっている。(趙汝カツ『諸蕃…

“錫蘭巡礼”2004

“錫蘭巡礼”(三)

そこは世界のなかで最高峰の山の一つで、われわれは九日行程も離れた海上からその山を遠望したほどである。われわれがその山を登って行くと、雲がわれわれよりずっと下に見えて、われわれと下界との眺望の間を遮っていた。(イブン・バットゥータ『大旅行記…

“錫蘭巡礼”2004

“錫蘭巡礼”(二)

国には高い山があり、天に参るような大きな山々である。山頂には青美盤石があり、黄雅鶻石、青紅宝石は大雨があるごとに流れて来るので山の下の砂の中を探すと拾うことができる。(『星槎勝覧』) 男が喫茶店をハシゴし、露店をくまなく見て廻ると、もう時計…

“錫蘭巡礼”2004

“錫蘭巡礼”(一)

一大山有り、雲を侵し高く聳えり。山頂に人の脚跡一箇有りて、石に入ること深さ二尺、長さ八尺餘なり。是を人祖阿耼聖人、即ち盤古の足跡と云う也。此の山は内より紅雅姑、青雅州都、青米藍石、昔刺泥、窟没藍等を出だし、一切の寶石皆な有り。大雨の有る毎…

“錫蘭巡礼”2004

ブログ開設!!

とある縁が元で、『ブログ道』の著者・久米信行氏からブログ開設を勧められてはや半年近く。 ようやく開設に漕ぎ着けました!! とりあえず行っときます。ブログ道作者: 久米信行出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2005/12/23メディア: 単行本(ソフトカバー…