柳本浩市展に寄せて

柳本浩市展「アーキヴィスト―柳本浩市さんが残してくれたもの」に行ってきた。 柳本さんと最初にお会いしたのは、「何に着目すべきか」というイベントの壇上。友人に声をかけてもらって何の予備知識も無いままに柳本さんと対話したのだが、自分の体調が良く…

勉強会@中央線RT2017〜卯月を開催

(46) 2017/4/21 高円寺HACO 仲俣暁生(マガジン航)「オルタナティブとしてのローカルメディア」 10周年目第一弾のネタは「ローカルメディア」にしました。 各地の図書館を巡るあれこれの見聞、数年前の実家処分、従兄弟たちの関西圏への回帰・定着、10年以…

B級写真カレンダー2017年度版を作成

2012年、2013年、2014年、2015年、2016年…と続けてきたのでこのシリーズも6年目。2017年度のカレンダーを作った。なお、「2017年」ではないのは、単に作り忘れていたからで、深い理由はない。 使った写真は、(今回は少し条件を変えて)モノクロであることと…

「ガード下の「ゆるく尖った場」:10年目の勉強会@中央線」を執筆

2008年2月20日にスタートした勉強会@中央線が、10年目に突入しました。 まさかこれほど息の長い会になるとは始めたころは思いもしませんでした。我ながらよくやめなかったなとは思わないでもないですが、それより何よりこれまで関係していただいた皆さんの…

前田利定『支那遊記』

前田利定 『支那遊記』 東京, 民友社, 大正元(1912)年, 182p.<本文>子爵/貴族院議員・前田利定(1874-1944)は明治45年5月31日、神戸港から丹波丸(日本郵船の客船)に乗り込み、上海に向かった。 旅の理由は特に記されていないが、貴族院議員の視察旅…

国立国会図書館所蔵敦煌文献(メモ)

国立国会図書館所蔵の敦煌文献に関するメモ。適宜追記していく(最終更新日:2020/5/11)。 敦煌文献一覧*1 WB32- 1(M) 金剛般若波羅蜜経(写1巻)×○ 濱田徳海旧蔵。 WB32- 2(D) 金光明最勝王経 巻第9(写1巻)×○ 濱田徳海旧蔵。 WB32- 3(M) 金録晨夜…

CCoN2017写真リスト

"Blood" Iga, 2015.10. "Street Life" Nakano, 2017.1. CCoN2016 CCoN2015 CCoN2014 CCoN2013 CCoN2012 CCoN2011 CCoN2010 CCoN2009 CCoN2008 CCoN2007 CCoN2006 CCoN2005

「『チベット 聖地の路地裏―八年のラサ滞在記―』の世界」に参加

ずっと気になっていたことがる―ラサにディスコはあるのか?2001年11月某日の夜。 私はツレの日本人旅行者と2人して、ディスコを探して夜のラサを徘徊した。数少ない行き交うチベット人に「この辺にディスコはないのか?」と尋ねまくり、最後に連れて来られた…

「DAVID BOWIE is…」に行ってアーカイヴについて考える

現在、東京で開催されている「DAVID BOWIE is…」に行ってきた。 2013年のロンドンを皮切りに世界を巡回し、各地で大盛況だったらしいこの展示の素晴らしさについて、もっとうまく語ることができる人はいくらでもいるだろうから、ここでは言葉は費やさない。…

勉強会@中央線RT2016〜忘年編を開催

「勉強会」なるものはいつ登場したのか?ということが、最近、気になっています。 ビジネス系の雑誌とかでよく「最近は勉強会がブームで…」というフレーズを見かけますが、少なくともこの10年は断続的に見かけています。少し遡ると、1987年には『社外人脈・…

勉強会@中央線RT2016〜夏を開催

3人幹事体制だった「勉強会@中央線」を21回、2人幹事体制だった「勉強会@中央線NEO」を18回やって辿りついた基本1人幹事体制の「勉強会中央線RT」の4回目は、色々あって久しぶりの開催となりました。 今回のテーマは学校図書館。密かに温めていたテー…

二宮峯男『馬来半島事情』

二宮峯男『馬来半島事情』 東京, 内外出版協会, 明治31(1898)年, 157+48p.<本文>本書は、イギリス統治下のマレー半島=現在のマレーシアの地誌、イギリスの植民地政策、各州スルタン国、そして華僑(特にページを多く割いている)などについてまとめ、そ…

渡部教行『布哇国案内』

渡部教行『布哇国案内』 大阪, 今村謙吉, 明治27(1894)年, 36p.<本文>著者は愛媛県出身のハワイ移民。本書に自らの来歴について語るところがほとんどなく、また他の記録にもその名を見出せていない。 日本からハワイへの移民は1868年以来行われているが…

正岡芸陽『米国野球見物』

正岡芸陽『米国野球見物』 東京, 博文館, 明治43(1910)年, 214p.<本文>渋沢栄一を筆頭とする実業家集団の明治42年のアメリカ視察の模様を、やまと新聞特派員として随行した正岡芸陽猶一(1881-1920)がまとめた『米国見物』は以前紹介した]。その際に言…

阪本喜久吉『雲海紀行』

阪本喜久吉『雲海紀行』 東京, 東京堂, 明治29(1896)年, 143p.<本文>土佐出身の阪本喜久吉という人物については詳しい事は分からないが、手がかりになるのは、1896年11月3日の朝日新聞に掲載された本書の広告記事だ。 日本郵船会社欧洲航路開始の第一先…

『一九〇二年仏領東京河内府東洋農工技術博覧会報告書』

『一九〇二年仏領東京河内府東洋農工技術博覧会報告書』 東京, 日本貿易協会, 明治37(1904)年, 299p.<本文>ハノイ万国博覧会―仏領東京河内府万国博覧会は、1902年11月16日から1903年2月15日までの期間、フランス領ベトナムのハノイで開催された。本書は…

『東京文化資源の歩き方』に写真を提供

知人に誘われて、もうすぐ青弓社から出る『TOKYO1/4が提案する 東京文化資源の歩き方:江戸文化からポップカルチャーまで』という本の編集のお手伝いをしました。といっても、僕は昨年春の企画会議で思いついたことを言った(提案した)後は、原稿チェックを…

山岡光太郎『世界の神秘境アラビヤ縦断記』

山岡光太郎 『世界の神秘境アラビヤ縦断記』 東京, 東亜堂書房, 明治45(1912)年, 252p.<本文>山岡光太郎(1880-1959)は東京外大学んだロシア語を生かして日露戦争に通訳官として従軍した後は中国などに赴任していたが、明治42(1909)年に陸軍を辞し、…

松川二郎『樺太探検記』

松川二郎(木公) 『樺太探検記』 東京, 博文館, 明治42(1909)年, 175p.<本文>もっぱら旅に関する文章を寄稿して生計を立てるプロのライター/作家も最近は珍しくはないが、その魁とも言うべき1920〜1940年代に活躍した人間となるとどうだろうか。この時…

CCoN2016写真リスト

"TOKYO 1/4" Uguisudani, 2015.7. "TOKYO 1/4" Higashi-Ueno, 2015.7. CCoN2015 CCoN2014 CCoN2013 CCoN2012 CCoN2011 CCoN2010 CCoN2009 CCoN2008 CCoN2007 CCoN2006 CCoN2005

橿原市「100人の観光大使」に就任!

話せば長くなるので端折りますが、2016.1.28付で橿原市の「100人の観光大使」に就任しました(期間2018.3.31まで)。 観光PRのための観光大使名刺(とりあえず100枚)を配るのが主なお仕事です。 ということで、これからしばらくの間に直接会った人には情け…

『LRG』13号Library of the Year特集に寄稿

かねてから予告していましたが、今月発行の『Library Resource Guide』13号において、先日休止が発表されたLibrary of the Yearの特集が組まれています。Library of the Yearの10年間の歩みを、記録としてまとめるとともに(ここは編集部のお世話になりまし…

B級写真カレンダー2016年版を作成

2012年、2013年、2014年、2015年…と続けてきたので、2016年のカレンダーも(ちょっと気が早いが)作った。 使った写真は、今回もカラーであることと横長であることを条件に、これまで写真展等にあまり出したことがないもの、即ち「B級」を中心に、出来るだけ…

勉強会@中央線RT2015〜秋を開催

しばらく空きましたが、5か月ぶりに開催しました。石けんブラザーズの資金を活用…ということで、氏原茂将君との共同企画の下、4年前の「何に着目すべきか」で初めてお会いし、昨年に刊行された『共創がメディアを変える』で対談した柳本浩市さんにお願いしま…

Library of the Year10周年記念フォーラムを開催

これまであまり明確にしてきませんでしたが、Library of the Year(LoY)には立ち上げの2006年以降ずっと関わってきました。もちろんボランタリーです。誘われて関わるようになったのですが、最初は事務局仕事を手伝いながら、第1回(2006年)では農林水産研…

勉強会@中央線RT2015〜夏を開催

年度明けのドタバタもそろそろ落ち着いてきたというところで、久しぶりに開催しました。今年度は4回くらいできればいいな…と思っています。 水谷さんとはここ数年来面識があり、facebookでつながっているのですが、ひところ海外の様々な図書館を訪ね歩くとい…

オリンパス オープンフォトコンテスト

「オリンパス オープンフォトコンテスト」。たまたま見かけたので古い写真を出してみた。何事もなく終了したので、記録として投稿写真を掲載しておこう。

西牟田靖『本で床は抜けるのか』

本で床は抜けるのか作者: 西牟田靖出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2015/03/05メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (17件) を見る『マガジン航』の人気連載を元にした、友人のノンフィクション作家・西牟田靖さんの新著『本で床は抜け…

「わが実家「蔵書放出祭」始末記」を執筆

「本と出版の未来」を考えるためのメディア、『マガジン航』に「わが実家「蔵書放出祭」始末記」という文章を書きました。昨年の11月から今年の1月にかけて、実家に溜め込んだ蔵書を処分した際の顛末をまとめたものです。僕自身はそこら辺にいる「ちょっと本…

荻野万之助『外遊三年』

<本文>荻野万之助という人物のことは詳しく調べられていない。 分かった範囲で書くと、慶応義塾卒業後に憲法・行政法等の勉強のためにアメリカ・ドイツに留学していたこと、留学中も『慶應義塾学報』に欧米の政治や外交について何本かの論説を投稿していた…