勉強会@中央線Z2019~中秋の変

(57) 2019/10/17 高円寺HACO 大沼太兵衛国立国会図書館)「Et cætera autour des Humanités numériques et de la « Digital Archive » en France」

直近の自分の本業での関心事項から企画した今回は、「フランスにおけるデジタルヒューマニティーズ&デジタルアーカイブをめぐるあれこれ」ということで、珍しく?看板通りの「勉強会」となりました。
お馴染みの"Gallica"(国立図書館デジタルアーカイブ)から、"Persée"(国営のデジタル化した学術雑誌DB)、"HAL"(国営の機関リポジトリプラットフォーム)、"Huma-Num"(国営のデジタルヒューマニティーズのプラットフォーム)、"OpenEdtion"(オンライン出版の支援プラットフォーム)といった様々なプラットフォームから、"Testaments de Poilus"のような具体的なデジタルヒューマニティーズのプロジェクトまで、最近の事情を手広く紹介してもらいました。
ざっと挙げてみて改めて感じるのは、大沼さんが指摘していたように、「中央集権志向なのにプレイヤーが多く複雑」というのがフランスらしいと言えばフランスらしい…ということでしょうか。
この辺り、ただでさえ最近の変化が激しいのに、日本語や英語で動向をウォッチしている媒体があまりないので、非常に助かりました。言語だけなら何とかなっても、ではどこから、最低どこまで見ておけばいいのか…という勘所がなかなか難しいんですよね。
また、資料だけ見てもある程度は追えるのでしょうけど、気になったことをその場で確認したり、議論したりすることができる「場」があるのも良かったかなと感じています。
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