【告知】Libary of the Year 2010最終選考会

Library of theYear 2010は、第12回 図書館総合展図書館総合展運営員会主催、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が企画・運営するフォーラムとして開催します。2010年11月26日(金)午後1時00分〜2時30分、パシフィコ横浜横浜市みなとみらい)にて、今回決定した優秀賞3機関を対象として、最終選考を公開いたします。最終選考では、各機関についてIRIメンバーがプレゼンテーションを行い、ディスカッションを経て、審査員7名(選考会一般参加者票1を含む)による投票によって大賞を決定します。合わせて、大賞及び優秀賞、特別賞の表彰式を行います。この最終選考会は、パシフィコ横浜で開催される第 12 回図書館総合展(11月24日〜26日)の一環として行なわれます。入場無料です。

2010年は、IRIメンバーおよび外部推薦で寄せられた11施設・団体・サービスの中から、下記の3機関が優秀賞に選ばれ、大賞の最終選考対象となりました*1

京都国際マンガミュージアム

京都市京都精華大学の官民共同事業モデルとして、立地を活かした観光客もターゲットにしたサービス・イベントを積極的に展開している点、豊富な漫画資料を所蔵して国内の類例機関の嚆矢となった点が評価されました。

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ事業

国内研究機関有数のデジタルアーカイブ事業として戦前の新聞記事や震災関係資料等のコンテンツが充実している点、教員が作成したデータを、退職後に図書館が引き継いで事業化している点などが評価されました。

カーリル

全国5,000館を超える図書館・図書室蔵書の横断検索サービスとして、従来の図書館系のサイトWebサービスを凌駕している点、図書館界に留まらず大きな話題となった点が評価されました。
また、初の試みとして、優秀賞以外に図書館界に特に影響を与えた館に対して「特別賞」を授与することとなりました。

置戸町生涯学習情報センター

「過疎の町における図書館」のモデルの一つとして、過疎地域自立促進特別措置法における地方債(過疎債)の対象に図書館が含まれるようになったことに貢献したことが評価されました。

*1:詳細は「本のある時間」でも紹介されています