食事について

 旅といえば食。バリでの食事についても触れないわけにはいかない。

 ホテルでオプションとして付いていた朝食は、(朝から)ミーゴレンにフルーツにパンに・・・と大量かつ美味であった。ウブドで訪れたレストランも、店の名前は忘れてしまったけれど、いずれも美味しかった。そして、最後に食べた従姉の手料理(写真)も

 ただ、これはあくまでもエスニック大好きな私の感想である。

 親孝行旅行ツアーを催行するに当たって私が懸念していたことの一つに、食事の問題があった。普段食べなれない味付けの料理が続けばさすがに食傷気味に・・・と心配していたのだ。

 ところが、である。
 母親×2は、毎食毎食、きちんと食べる。最終日になってもバリ料理に食傷しているようにも見えない。最終日にたまりかねて尋ねてみた。食事は大丈夫か、と。すると、母親たちはこう答えたものだ。

「こんなに美味しいのに、まさか!!それに<上げ膳据え膳>なんてこんな楽なこと日本ではないし。まだまだいたい位やわ」

・・・どうやら私は母親たちを見くびっていたようだ。そう言えば、どうも彼女たちは日に日に元気になっていっているような気もする。
 ふと振り返ると、奥さんは日に日に消耗しているようだ。私だって段々疲れが蓄積してきている。 この時、私は始めて<親孝行ツアー>の本当の厳しさを垣間見たのであった。