旅行記:ヘルシンキ編

ヘルシンキ滞在記:其の伍

ヘルシンキは過ごしやすい街だ。 ほどよく田舎。ほどよく美しい街並み。ほどよくつつましやかな人たち。ほどよくおしゃれ。ほどよく良い治安・・・。肩肘張らずに歩ける街、それがヘルシンキという街なのだろう。今回の僕のヘルシンキ滞在は、たった6日ほど…

ヘルシンキ滞在記:其の肆

ヘルシンキは美しい街だ。 下降を始めた飛行機の窓から、黄金の麦畑と深緑の森と蒼い湖の織りなすフィンランドの国土を見下ろしたとき、「美しい国だな」と思った。 飛行機を降りて、市内に向かう路線バスの窓から僕の目に入ってきたのは、キレイに整頓され…

ヘルシンキ滞在記:其の参

ヘルシンキはビールの美味い街だ。 フィンランドでは、KOFFやLAPIN LULTAといった自国ブランドのビールが幅を利かせている。どちらも、美味いことは美味いのだがガツンとした特徴はない。世界各地でビールは作られているが、独断と偏見でまとめてしまうと、…

ヘルシンキ滞在記:其の弐

ヘルシンキは歩きやすい街だ。 最大の理由は、その小ささだろう。ヘルシンキ湾に突き出た一角に僕たち旅行者が必要とするもののほとんどがすっぽりと収まっているので、2,3時間も街を歩けばだいたいまわれてしまう。おまけに、街のつくりも至ってシンプルだ…

ヘルシンキ滞在記:其の壱

ヘルシンキは静かな街だ。 朝、駅前の広場を横切って街の中心の方へと歩いていくとき、何度か道路を渡る。その道路はトラムや車が行き交う賑やかなものなので、そこには当然、信号がある。信号が青になると、街の雑踏の中では聴こえるのかどうか微妙なくらい…

「ヘルシンキ野暮用」持っていった本

高僧伝〈1〉 (岩波文庫)作者: 慧皎,吉川忠夫,船山徹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/08/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (7件) を見る「大日本帝国」崩壊―東アジアの1945年 (中公新書)作者: 加藤聖文出版社/メーカー: …