#51
内部の成立のためには、まず外部が析出されなければならず、逆に、外部もまた内部を前提とせずには存在しえない。同様に、われらはかれらの存在によることなしにはわれらとして自己同一化しえず、かれらの創出をまってはじめて、われらの鮮明な像をむすぶことができる。
赤坂憲雄『異人論序説』
- 作者: 赤坂憲雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1992/08
- メディア: 文庫
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内部の成立のためには、まず外部が析出されなければならず、逆に、外部もまた内部を前提とせずには存在しえない。同様に、われらはかれらの存在によることなしにはわれらとして自己同一化しえず、かれらの創出をまってはじめて、われらの鮮明な像をむすぶことができる。
赤坂憲雄『異人論序説』