#51


2006.8 Leh, Ladakh.

内部の成立のためには、まず外部が析出されなければならず、逆に、外部もまた内部を前提とせずには存在しえない。同様に、われらはかれらの存在によることなしにはわれらとして自己同一化しえず、かれらの創出をまってはじめて、われらの鮮明な像をむすぶことができる。
赤坂憲雄『異人論序説』


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異人論序説 (ちくま学芸文庫)

異人論序説 (ちくま学芸文庫)