本を読むミャンマー人

 ヤンゴンを歩いていて一番目に付くのは、実は本屋です。どの路地にも本屋が店を構えてますし、露店の本屋さんも数多く見かけます。

 並べられている本は、もちろん新刊本とかはあまりなくて、手垢にまみれたものがほとんど。内容は、仏教説話などの簡単な宗教本から、(誰が読めるのかは分からないけど)日本語のガイドブックまで様々です。とはいえ、人畜無害な内容ばかりともみえましたが・・・

 店の多さから、明らかに供給過多ではないのかと思ったのですが、どの本屋にもちゃんとお客さんはいるようでした。寺院での寺子屋教育の普及による識字率の高さがもたらした、ミャンマーの人々の廉価で気軽に楽しめる庶民の娯楽が、「本」なのかもしれません。

 何はともあれ、「本」好きにはたまらない光景です。