旅行記:ミャンマー編

「新婚旅行」持っていった本

美味放浪記 (中公文庫BIBLIO)作者: 檀一雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/04/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 11回この商品を含むブログ (21件) を見る食にはある意味「定評」のあるミャンマーで「美食物」を読むのは、かなりMな体験でし…

違和感一杯の旅の〆

この連載もちょっとグダグダになってきたので、そろそろしめたいと思う。 正直なところ、今回の旅行で僕が見聞してきたことと、エマ・ラーキン『ミャンマーという国への旅』を読んでのミャンマーの印象の違いには、違和感を感じずにはいられない。ミャンマー…

本を読むミャンマー人

ヤンゴンを歩いていて一番目に付くのは、実は本屋です。どの路地にも本屋が店を構えてますし、露店の本屋さんも数多く見かけます。 並べられている本は、もちろん新刊本とかはあまりなくて、手垢にまみれたものがほとんど。内容は、仏教説話などの簡単な宗教…

“仏”ワンダーランド

ミャンマーを語る際には、“仏(ブツ)”を欠かせません。 例えばパガンでは、外観では分からないが、乱立するパヤー(仏塔)の中に一歩足を踏み入れると、いやに前髪がそろっているブッダや、腰つきがセクシーな菩薩や、あんまり大きくないパヤーの中に無理や…

ミャンマー飲食事情

「飲」すなわち「酒」からいきましょう。 まず、ビール。 ミャンマービールが素晴らしい。東南アジア特有の薄いビールなのかと思いきや、しっかりした味で、本場ドイツのコンクールでも高評価、というのもうなずけます。今では、老舗のマンダレービールより…

ヤンゴンを歩く #2

旅する時にガイドがいれば、これほど楽なことはない。そう思う方は多いと思います。 ところで、ヤンゴンでガイドを探すのは難しいことじゃないと思います。ガイドがいれば、中央マーケットでの買い物も格段に楽になります。 キョロキョロしながら歩いている…

ヤンゴンを歩く #1

パガンでのんびりしてから、ヤンゴンに戻ってきた。 ヤンゴンは活力溢れる大都会だ。少なくとも、それまでの5日間パガンの緩い空気に馴染んでいた僕はそう思った。 ダウンタウンは、スーレー・パヤーを中心に整然とした区割りになっていて、植民地時代の名残…

パガンの夕陽

パガンの夕陽は本当に素晴らしいです。特にこの季節、晴ればかりで空気は乾燥していて、基本的に外れがありません。 ちょっと高いパヤーの上から見るもよし、船でイラワジ河に漕ぎ出すもよし、タンテ・ホテルの庭で酒を飲みながら眺めるもよし。色んな楽しみ…

パガンの歩き方

パガンの交通手段は、馬車でした。 だだっ広い大地に散らばる遺跡や寺院、そして新市街から数キロ離れたホテル、12月とは言えかなりの炎天下。自転車での移動は、初日に少しトライしただけで断念したのです。 馬車はホテルの前にタムロってる(というか、そ…

パガン遺跡群

パガンと言えば、何でこれがユネスコ世界遺産に登録されていないのか不思議でならないくらいの壮大な仏教遺跡群が有名です。 例えば、空に浮かぶ城ラピュタがハンマーで砕かれ、ばらばらになって広く赤い大地に散らばってしまったような感じ、とでも言いまし…

パガンへ

ヤンゴンからパガンへは、Bagan Air機(プロペラ機)で一っ飛び。新婚旅行ですから。ちなみに、飛行機は往復とも座席指定が無いというサプライズなおまけつきでした。 そして、空港からはさくっとタクシーでホテルへ。 パガンは、大きく分けて、中心街で安宿…

ミャンマー新婚旅行事始

一昨年、ミャンマ(注1)ーに行ってきた。しかも、新婚旅行。 親をはじめ、周りの人からは「あり得ない」だの「よく奥さんがOKしたね」だのと否定的なコメントを数多く頂いた(一部の知人は羨ましがってくれたが、もちろん、そんなのは圧倒的少数だ)。 確か…