#83
旅することは、だから場所を越えて一つの認識へたどりつくことだった。そしてその認識の根幹には、場所の「差異」に身をさらすという行為そのものによって自己を他者から差異化するという力の作用が潜んでいた。
今福龍太『クレオール主義』
- 作者: 今福龍太
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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旅することは、だから場所を越えて一つの認識へたどりつくことだった。そしてその認識の根幹には、場所の「差異」に身をさらすという行為そのものによって自己を他者から差異化するという力の作用が潜んでいた。
今福龍太『クレオール主義』