#56


2006.5 Shibamata, Japan.

ぼくは馬鹿でかいみじめなリュックサックを背負って道路に立っている。巨大な黒い崖の下の浜辺に幾夜もすわっていたから、おそらくひきつった表情を浮かべていることだろう。行楽客たちは彼らの夢見る休暇とまったく正反対なものをぼくに見出して、当然ながらそのまま行ってしまう。
ジャック・ケルアック『ビッグ・サーの夏−最後の路上』


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ビッグ・サーの夏―最後の路上

ビッグ・サーの夏―最後の路上