#53


2001.12 Kathmandu, Nepal.

「さっさと行かないとぼくはダメになるぞ」ぼくははね起き、逆立ちして毛の生えた脳みそに血を送り返し、廊下にあるシャワーをあび、Tシャツや靴下や下着をかえて気合を入れて荷物をまとめ、リュックをひょいと持ちあげ受付にキーを投げつけて飛び出す。
ジャック・ケルアック『ビッグ・サーの夏−最後の路上』


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ビッグ・サーの夏―最後の路上

ビッグ・サーの夏―最後の路上