【告知】「何に着目すべきか」

「毎日起きては繰り返すもの、平凡なこと、日常的なこと、明らかなこと、ありふれたこと、月並みなこと、並以下のこと、あたりのざわめき、慣れきったこと、それらをどう説明すればいいのだろう。どう問いかけ、どう記述すればいいのだろう。」(ジョルジュ・ペレック「何に着目すべきか?」より)
本イベントでは、アサヒ・アートスクエアの開かれた会場のなかに、「教室」と「キッチン」と「図書館」の中間にあたるような場をテンポラリーにつくり出します。そこに訪れるゲストや参加者とともに、互いに持ち寄った書物を共有・引用しながら、テーブルを囲んで会話を繰り広げること。それは、アーティストと鑑賞者、教師と生徒、作者と読者、売り手と買い手、ホストとゲスト、それらの関係性に問いを投げかけ、再編成するためのエクササイズなのです。

2011年9月3日(土)にアサヒ・アートスクエアにて開催されるa-cita café special program 2011 「『何に着目すべきか?』」にゲストスピーカの一人として出演することになりました。仕掛け人は、石けんブラザーズでも一緒に活動している橋詰宗さんと、その主催トークイベントにも登壇してもらった古賀稔章さん、そして木村稔将さん、加藤孝司さん。「朝まで生テレビ」を昼間にやるイメージだとか何とか。どんなイベントにになるのか、見当もつきません。僕はともかく他のゲストの皆さんは多士済済で、僕自身楽しみであるとともに、今からちょっと緊張しています。
僕は今回、「ありふれた日常」の背後に着目するための7冊を選びました(何を選んだのかは、イベントのサイトをご覧ください)。当日、会場でお会いできるのを楽しみにしています。