#117
明日はきっと晴れるだろう。そう思った瞬間、もしかしたら明日ならここを出ていけるのではないか、という気がしてきた。雨の中を出ていくのは憂鬱だが、天気になれば気分よく出発できるのではないか。あるいは、この機会を逃してしまうと、永遠に旅立てないかもしれない…。
沢木耕太郎『深夜特急』
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/04/28
- メディア: 文庫
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明日はきっと晴れるだろう。そう思った瞬間、もしかしたら明日ならここを出ていけるのではないか、という気がしてきた。雨の中を出ていくのは憂鬱だが、天気になれば気分よく出発できるのではないか。あるいは、この機会を逃してしまうと、永遠に旅立てないかもしれない…。
沢木耕太郎『深夜特急』