先日書いた「地域と観光に関する情報サービス研究会(マレビトの会)」の第一回研究会が1月17日開催され、私も横浜会場で参加しました。研究会なので、その内容を中継したりまとめてご報告したりということはしないということになっているのですが、トピックがあれば適宜ここでも書いていきたいと思います。
道の駅にも図書館があるというコメントから話を膨らませているうちに、観光資源としての「街道」の話になりました。僕自身はそんなに思い入れのあるキーワードではないのですが、図書館に絡めた時に「街道」と言うと思いだすことがあります。
2年ほど前に某県立図書館協議会主催研修で、受講者の皆さんが作成された<地図>についてのパスファインダーを講評するという半ワークショップ形式の研修の講師をさせてもらったことがあります。多くの受講者の方は地域の地図資料(地名辞典や住宅地図が中心になります)の調べ方についてまとめられていたのですが、某街道の宿場町に当たる地域の図書館の方だけが、その街道について調べるというパスファインダー(もちろん、自分の地域を中心にしています)を作成されていたのが非常に印象的でした。
これを踏まえて、研究会の場では「街道沿いの地域が連携して観光×地域のパスファインダーを作れば≪パスファインダー街道≫みたいになるのでは」ということを発言しました。ちなみに、その研修ではあわせて「勝手な提案」として
- 複数機関が連携してパスファインダーのシリーズ化(地図の種類ごと、街道ごとなど)をする
- Google MapなどのWebツールを活用して(Webの地図上にコンテンツをマッピングするなど)プレゼンス・ビジュアルの向上を図る
ということも言っていたりますが、観光×図書館のコンテンツ発信の際には考慮すべきポイントが含まれていたなーと今になって思っています。
- 地域と観光に関する情報サービス研究会(マレビトの会)発足(2011/1/11)
- 図書館と観光:その融合がもたらすもの(2010/12/27)
- Airport Library @スキポール空港(2010/9/8)
- 鼎談「まちづくり・観光・図書館」(2010/7/5)
- 観光と図書館の融合の可能性についての考察(2010/5/1)
- アーバンツーリズムと図書館(2009/3/24)
- Tokyo's Tokyo(2009/3/4)
- 旅の図書館(2009/2/12)
- 南益行の「観光図書館論(2009/1/27)
- 旅人のための図書館を夢想する(2008/12/27)
- 蛇足 「八重山図書館考」(2008/10/10)