並木武夫『支那革命写真帖 第1編』

並木武夫 『支那革命写真帖 第1編』 東京, 東洋出版協会, 明治45(1912)年, 29p.

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清朝が倒れ中華民国が建立された辛亥革命は、1911年から翌年にかけて起きた一連の事件の総称である。この写真集には、武昌起義(一連の事件の発端となる兵士の反乱)の様子をはじめ、漢口での戦闘の模様などが収められている(戦闘終了後の荒漠たる漢口市街の光景や、逮捕された清国側の密偵も映されている)。
並木武夫は編者ということでクレジットされているので、実際に現地に赴いていたかどうかまでは分からない。