【告知】図書館は視えなくなるか?

友人が仕掛けるシリーズ・イベントの第3回。今回も参加予定です。

言語とはなにか― 書く、伝える、遺す(図書館は視えなくなるか?―データベースからアーキテクチャへ)

国立国会図書館長=情報工学者・長尾真の シリーズ対談 第3弾
これまで本という形を与えられていた情報は、インターネットをはじめとする様々な媒体の間を相互に行き来するようになりました。データベースとして機能してきた図書館も勿論、この変化の中に在ります。これからの図書館はどんな形で、どんな新しい「できること」を提供できるのでしょうか。言語や文字から生み出される行為や現象から、言語の可能性と不可能性を考えてみる。「書く」「伝える」「遺す」などの行為や言語の存在により生じるさまざまな現象と、本や図書館はどう関わるのだろうか?視えない本や図書館はありうるのだろうか?
自然言語処理の世界の尖端で言語と向き合ってきた情報工学者・長尾真氏と、「SF」「純文学」などのカテゴリーに閉じることなく自由に「言語とは何か」をテーマに書き続ける作家・円城塔氏による、言語を巡るトークセッション。

円城 塔 氏
1972年生まれ。博士(学術)。1995年東北大学物理学科卒業。2000年東京大学総合文化研究科修了。北海道大学京都大学東京大学でPD[Post-Doctoral Fellow]を経て、2007年より小説家。第104回文學界新人賞、第1回文学賞メッタ斬り!新人賞を受賞。著書に『オブ・ザ・ベースボール』『Self-Reference ENGINE』『Boy’s Surface』。在学・在職中の専門は広義の物理学。主テーマは、言語とは何か。文芸誌、SF専門誌、Web雑誌などジャンルを問わず活動中。小説家へ転身してからの主な興味は、文字を使って何が可能か、或いは文字を使わずに何が可能か。動く文字や動く小説を文字を使って書くことはできるのか。例えば小説を読むことは読み手の中で何かが動くことであり、それを小説本体へ折り返すことはできるのか、等。スローガンは「飛び出す小説」「書けない小説」「消える小説」「勝手に書かれていく小説」等。

日時 2009年10月1日(木)19:00〜21:00 (受付開始 18:45)
詳細・申込 http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=172

  • 第1回「自律進化するデータベースはつくれるか」告知記録
  • 第2回「もう、「本」や「図書館」はいらない!?」告知記録