Library of the Year 2013最終選考会を振り返って
もはや旧聞に属するかもしれませんが、先だって告知したLibrary of the Year 2013 最終選考会が盛況のうちに終了しました(ustream録画はこちら)。クラウドファウンディングを活用した資金調達により開催に漕ぎつけた今回は、伊那市立図書館が大賞を受賞しました。LoY2013については、氏原茂将さんによる「Library of the Year 2013が投げかけるヒント」(『マガジン航』)でもまとめられているので、是非ご参照ください。
さて、プレゼンテーションの中で紹介されていたように、「地域の多様な人々の知を巡る営みをつないで、新しい知の公共空間を創造し、今まで積み重ねられて来た人々の知の営みを今この時代につなぎ、これからの新たな知を創出する、育む場」として図書館を位置付けようとする伊那市立図書館の取り組みは、大賞にふさわしいものだったと思います。一昨年の小布施町立図書館まちとしょテラソに続く長野県からの受賞。長野と言えば、長野県図書館協会による積極的な取り組みはよく知られているところですが、こういった地域のそのものの持つ豊かな<土壌>が、一連の受賞に結びついているのかもしれません。
- 作者: 宮下明彦,牛山圭吾
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: 単行本
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今回の選考会を通じて、先の氏原さんの言葉を借りれば、「「良い図書館を良いと言う」ことで先進的な取り組みを知らしめ、図書館にかかわる人たちが真似るためのきっかけを提供する」ものになれば良いなと改めて思いました。ということで、Library of the Year 2014が今から楽しみです。