夜になった。 暗くなるとチェックポストの監視が緩くなるからか、バスは止まらずに暗闇の中を走り続けた。気温はぐんぐん下がってくる。毛布を頭からかぶってひたすら堪える。真っ暗な車内を時々照らすような対向車もない。ひたすら漆黒の闇の中を、頼りない…
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