昼を少し過ぎた頃、タクシーに乗せられて、街外れの貨物用と思しきターミナルに連れいかれた。人影は、ない。 てっきり、何人かの旅行者と一緒にラサまで連れて行かれると思っていたのに、どうやら客は俺一人らしい。 「このバスだよ。先に乗って少し待って…
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